2025.07.03

長いボイドと自分だけの価値 <一日一篇の言葉 vol.102>

今日は長いボイドタイムの中にある。
ボイドタイムというのは、月が星座間を移動する際に、他の惑星と意味のある角度(アスペクト)を作らなくなる時間帯を指します。
ミスが増えたり、この時間帯に決定したことは意味をなさなかったり、大きな決断をすると後悔するとか…。どちらかというといいニュアンスでは扱われない配置。
月をコントロールする力が弱まり、押さえていた感情があふれ出したりして、トラブルを呼び来むので注意しようという説もあります。

私も一時は、ボイドタイムに占い予約をの受付を避けていた時期がありますが、最近はあまり気にせず鑑定しています。

自分を癒す
自分の心を見つめる
何かに熱中する

など、周囲との関わり過去や未来などの時間軸から離れて何かをする。台風の中の目に入ったような気分とか、フェリーにのって到着までは待つしかないような環境とか、そんな感じの気分でとらえるといいように思います。

あまり未来を気にせず、今の自分、今できることに集中するにはいいと思います。

そして今日の太陽は蟹座12度(数えで)「メッセージを持った赤ん坊をあやす中国人の女」

これは、自分だけが見出す価値あるものを大切に育てる、そんな意味があるサビアンシンボルです。

なんだかとても、この長いボイドタイムに適したテーマではないですか。しかも太陽と月がスクエア上弦の月の直後のボイド。上弦や下弦は月と太陽が葛藤する傾向になるので逆にこの月と太陽が遮断されるほうがいいんじゃないか?と思ったりも。

『自分だけが見出す価値あるもの』というのは、この水瓶座の時代においてはみんなが必要するものなように思います。
それが見つかればどんなにいいだろう。そう思いながら放浪する人も多いように思う。

消費社会での、道具としての私たちの必要性がAIにとって代わられつつあり、「個性」が求められるようになったとてすぐには見つからないと、彷徨う人も多いのではないか?

でもこの「道具」ではなく「私」を求められることに戸惑いつつも、それは人間の直接の願いに根差した方向のようにも思え、簡単ではないし、これまでの安心が壊されていくような恐怖をかんじつつも、長い目でみれば幸せへの道が拓けている時代にも思える。

まぁ、なんてすこし小難しく考えてみましたが、なんてことはない、今日はちょっとだけ、周囲のみんなの意見や感覚と違うと思う自分の意見や感じた気持ちを、ないがしろにしないで大事にしてみるといいかも。

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『<一日一篇の言葉>とは?』 これは本日の 星の動きやタロットをインスピレーションにして、COCOに届いた詩やエッセイ、あるいはその日漠然と考えたことや、なんとなしに降りてきた言葉を、だいたい毎日連載したものです。 。 COCOのInstagramもよろしく! ”COCO”Instagram