《はじめに》
私は今年の土星と海王星の牡羊座入りを、どのように解釈すべきか、長いあいだ悩んできました。
牡羊座の支配星は闘いの星・火星です。その牡羊座に、土星と海王星という二つの大惑星が入る――この配置が、少なからず「闘い」を象徴していることは否定できません。
しかし、安易に「大きな戦争が起こる」と結論づけることには強い抵抗がありました。では、この時代の「闘い」とは何なのか。考え続けた末に辿り着いたのが、「知能の戦争」という捉え方でした。
風の時代において争われるのは、土地や資源ではなく、情報であり、判断力であり、知能そのものです。
「誰が知能を制するのか?」
この問いをめぐる闘いが、土星と海王星が牡羊座に滞在する約2年間、とりわけ土星が牡牛座へと抜けていく2028年春頃までのあいだ、揺らいだ時代に一つの決着をつけようとする動きとして現れてくるのではないか――私はそう考えています。
ただし、それですべてが安定するわけではありません。
その後も、新しい時代の幻を追いかけるように、未来は蜃気楼のように形を変えながら走り続けていくでしょう。その動きは、2039年頃まで続くと見ています。AIの発達に象徴される、今世紀最大とも言える産業革命的な変化も、この頃には一つの着地点が見え始めているはずです。
とはいえ、こうした流れをどれほど考えても、結局のところ、私たち一人ひとりがどうなっていくのかは、まだ明確には見えません。
おそらく私たちは、想像の及ばない世界を前に、少し唖然としながら、時代の大きな変革を眺めることになるのだと思います。
そうした前提のもとで、これから2026年の星の運気予報をお届けしますが、以下の予報の中に「戦争」という言葉は出てきません。
海王星の影響はあくまで夢のようにあやふやでつかみどころのない曖昧模糊なモノです。牡羊座に入った海王星の闘いは、すでに私たちの手の届かない場所にあるのかもしれません。
それでも、同じ牡羊座に土星も滞在するこの2年間、
誰かが、その闘いを制するために動き出す――
或いは、既に行われていた秩序を制する事をかけた闘いの、最終決戦が行われる。
そんな気配だけは、確かに感じ取れるのです。
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<12星座別2026年の運勢>
牡羊座
牡牛座
双子座
蟹座
獅子座
乙女座
天秤座
蠍座
射手座
山羊座
水瓶座
魚座
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『粗削りでもいい、予定調和のないスリル。道なき生身の道をゆく事が鍵。内なる自分を信頼して、心の声に耳をすましながら歩もう。』
★2026年の主な星の動き
・冥王星は引き続き当面(2044年頃まで)水瓶座に滞在
・海王星は1月下旬に魚座から牡羊座へ本格移動
・天王星は4月下旬に牡牛座から双子座へ本格移動
・土星は2月中旬に魚座から牡羊座へ本格移動
・木星は6月末に蟹座から獅子座へ移動
今年を一言で表すなら、
昨年の“お試し期間”を終え、ついに本番がスタートする年 といえるでしょう。
土星・天王星・海王星といった“時代性を象徴する星”が逆行の影響もあり、サインの間を行き来する期間が続いていました。土星と海王星は重なりながら魚座と牡羊座を往復し、天王星も牡牛座と双子座の間を行ったり来たり。
魚座はサインの終わり、牡羊座はスタートを象徴します。枠組みや秩序を示す土星が、溶解と終焉の象徴である魚座と重なったことで、「一つの時代が終わり、次の時代へ移行する」そんな揺らぎの期間が続いていました。
当たり前だと思っていた価値観が変化し崩れたり、信じていたものが揺らいだことで、痛みや葛藤が浮き彫りになった人も多かったかもしれません。物事の表と裏、光と影の両面が、まざまざと示されたような時間でした。
しかし、その混沌が混じり合った大きなうねりは、やがてすべてを吸収し、新しいエネルギーとして一気に放出されます。
2026年1月27日に海王星が、2月14日に土星が牡羊座へと移行し、このタイミングをもって当面は魚座へ戻ることはありません。
牡羊座は“開拓”を象徴しますが、勢いに任せすぎて長期的な視点が欠けたり、実力不足を指摘されることもあります。しかし、行きつ戻りつの期間を経たことで、牡羊座には ビジョン・持久力・本物の闘志 が鍛えられた状態での本格スタートとなるでしょう。
ここから長い年月をかけて、未知の新しい領域を切り開く時代が始まります。くじけそうになりながらも炎を絶やさず歩み続ける“フロンティアの道”が開かれるのです。
また、牡羊座は“純粋な情熱”を表すサインでもあります。個々が自分自身の小さな炎を大切に燃やしていく、そんな 勇気の始まり ともいえるでしょう。
天王星もまた往復の期間を経て、ついに牡牛座から双子座へ移動します。改革の星・天王星は、牡牛座にあった時期に“価値観”を大きく変革しました。現金から電子マネーへ、若者の価値観の変化、いいねや登録者数という「可視化された価値」への重視など、社会全体の価値基準を揺さぶった時期でした。そこから双子座へ移行することで、コミュニケーション・情報処理・思考の在り方に革命的変化 が始まります。AIの導入がより本格化し、人々の会話、言語の扱い方、技術的な細やかさなどに大きな変化がもたらされるでしょう。
さらに、その年を象徴する木星は、6月30日に蟹座から獅子座へ移動します。
蟹座は“集団性・帰属意識”を象徴します。家族・地域・国家・コミュニティなど、「私はどこに属しているのか」を見つめ直す時期でした。この流れは春頃まで続き、家族、地元、学校、サークル、日本人としての意識など、所属や居場所を意識する機会が増えるでしょう。
これは個人よりも“グループ”に焦点が当たる期間でもあります。共感し合える仲間とのつながりが物事を前へ進める一方、意見や背景が違う人との間には隔たりを感じやすくなりそうです。
また、偶数サインは“充電”の意味を持つとされ、蟹座(4番目)で得たエネルギーは、その後の獅子座で一気に放出されます。同じく、土星と海王星も魚座(12番)で大きなエネルギーを吸収し、牡羊座(1番)で“個としての新しい始まり”へと飛び出します。
2026年は、これまでまとわりついていたつながりや枠から飛び出す年ともいえるでしょう。飛び出すときに表現するものは、その直前に吸収したもの、あるいは統合してきた「すべて」です。
ただし、牡羊座の支配星・火星はしばしば闘争的で、勢いで動きすぎると無用な衝突を生みやすい点には注意が必要です。
ですが私たちは魚座の期間で、自らの光と闇の両方を見つめ、統合してきました。善悪では割り切れないグレーの領域、光の裏にある影を理解し、受け入れ、許容量を育ててきたはずです。その上で迎える牡羊座の“再誕生”は、たとえ無謀に見えても、すべてを包括できる勇気と力 を秘めた始まりとなるでしょう。
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<2026年まとめ>
2026年は
「時代の試運転が終わり、いよいよ本番が始まる年」。
ここ数年、土星・海王星・天王星といった「時代を動かすゆっくりとした星たち」が、行ったり来たりを繰り返しながら、古い世界をゆっくり溶かし、新しい道を準備してきました。2026年は、その“行きつ戻りつ”が終わり、星々がようやく新しいサインへ腰を落ち着ける、決定的な転換点になります。
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1. 魚座での「統合と浄化」期間の終焉
2025年までの私たちは、魚座的なテーマのもとに
•当たり前が崩れていく体験
•信じていた価値の揺らぎ
•心の奥底に沈んでいた痛みや影との対面
を繰り返してきました。
これは単なる混乱ではなく、「一度すべてを光にさらして、混沌ごと飲み込み、ひとつにまとめる」という大仕事の期間でした。
魚座は12番目のサインであり、「終わり」「解ける」「還る」象徴。すべてが混ざり、曖昧で、白黒をつけないまま全体に溶けていく世界です。このフェーズでは、良い面も悪い面も、光も影も同時に見せられ、ときに心の深い部分が揺さぶられるような体験をした人も多かったでしょう。
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2. 2026年 ― いよいよ牡羊座へ
1月末に海王星、2月中旬に土星が完全に魚座から離れ、これからしばらく戻ることはありません。そして私たちは 牡羊座=“始まりの炎” の時代へ。
牡羊座は、「勢い」「情熱」「フロンティア精神」「未知の領域へ踏み出す勇気」を表します。ただし、勢いが強すぎて「無謀」と言われることもあるサイン。だからこそ、魚座で経験した影や痛み、曖昧さをくぐり抜けてきた意味があるのです。
2026年の牡羊座入りは、勢いだけではなく、鍛えられた耐久力・ビジョンを持った“成熟したスタート” を象徴します。ここで初めて「新しい道なき道」が本格的に踏み固められ始めるでしょう。
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3. 天王星が双子座へ —— 情報革命の本番
4月末に天王星が双子座へ入り、
これまでの “価値観の変革(牡牛座)” から、“知性・言葉・コミュニケーションの革命” が始まります。
AIの普及は序章にすぎず、2026年からは「話し方」「伝え方」「学びの方法」「職業のあり方」「人と人の距離感」こうした基盤そのものが変化していきます。
牡羊座が「道を切り開く勢い」を示すのに対し、双子座は「情報で世界の形を変える柔軟さ」を示します。この二つが同時に動き出す2026年は、“新しい言葉の時代” の幕開けとも言えるでしょう。
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4. 木星が獅子座へ —— 自己表現の時代へ
6月末に木星が蟹座から獅子座へ。
前半は「仲間・家族・ルーツ・居場所」の中で力を蓄え、後半はその蓄えたエネルギーを“堂々と外へ表現していく” 時期へ。蟹座で吸収した温かさや安心感は、獅子座で創造力や存在感となって花開きます。
2026年後半は「自分らしさ」「創作」「表舞台に立つこと」「名乗りを上げること」こうしたテーマが大きく動くでしょう。
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2026年は「個」が再誕生する年
2026年を象徴するイメージは、“深い海の底からゆっくり浮上し、光に向かって炎を灯す小さな存在” です。
魚座で、すべてをいったん溶かし、影も光もまとめて引き受けた私たちは、その経験をもとに、牡羊座で再び個として立ち上がります。
その個は、かつてのように「白黒はっきりした強さ」ではありません。影も受け入れた、痛みも知っている、だからこそ優しく、だからこそ強い“成熟した始まり”です。
2026年は“勇敢でありながら、深く理解する心を持つ新しい人間像” が世界のスタンダードになっていくでしょう。
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アドバイス
•勢い任せではなく、内側の灯を信じて進む
•情報に振り回されず、選ぶ力を育てる
•春までは大切な人とのつながりを温め、夏からは表現へ
•新しい挑戦を恐れない
•争いは避け、成熟した視点で判断する
粗削りでもいい、予定調和のないスリル。道なき生身の道をゆく事が鍵。内なる自分を信頼して、心の声に耳をすましながら歩もう。
