2016.10.23

絆と呼ばれる出会いについて  <vo.l 16>

「歳をとると友達はできにくくなる」とは
よくいうよね

なんでかな?

子供のときは一人では生きれない
でも
親に守られていることも
自分が人に依存していることも
いろんなことがまだわからなくて

だからさ
人とのかかわりは
独断だったり
勝手もするし
甘えもする

自分もそんなことをしたとして
友達だって負けていない

お互い
ずかずかと
くんずほずれつ

そうして
からまりあいながら
どんどんどんどん変化する。
友達・・・
友情

そういうものは

境界侵犯しないとできないのかもしれないな

くんずほずれつ
めんどうだね
ややかしいね

しかし
そうやって
踏み込みあって

そうして
あらわになる
恥ずかしいわたし
恥ずかしいあなた

怒るあたし
怒るきみ

わらったね
うん、わらった。

・・・

そうしてくんずほずれつ
楽しいことはいいけれど
辛いことは二度と体験しないように…
人を傷つけたりももうしない…
それにさ
毎日することがたくさんで
あんまりくんずほずれつしてられない

そうして大人になっていき

あれれ

どうやって
友達と出会っていたんだっけかな?

そうして今度は
子供が出来て

やっぱりドタバタくんずほずれつ

小さなわが子は
トイレまでついてくる?!

泣いて
怒って
笑って

そうして
くんずほずれつ
愛しい我が子

……

大事なものは
境界侵犯を経て出会うもの
あなたと私が
くんずほずれつ

あなたが私に入り込んで
君が僕にはいりこむ

そうして
もう
私も君も
以前の君ではなくなるんだよ。

小さな死
小さな誕生

そんなことが
本当の出会い
或いは
絆といわれる出会いの中では起きている。

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『<一日一篇の詩>とは?』 これは本日の ホロスコープや数秘をインスピレーションにして、COCOに届いた詩やエッセイ、あるいはその日なんとなしに降りてきた言葉を、だいたい毎日連載するものです。