年を取ることは
なんだか悪いことのような風潮だけれども
私は
歳を重ねることで
救われると思う事が多い
若いころは
どうすることもできない
ような思いや
衝動や
エネルギーが渦巻いていて
持て余していたように思う
持て余したエネルギーは
延々に考え悩むエネルギーになり
誰かを猛烈に好きになって
あきらめない衝動になった
そうして
そうしたエネルギーがあるから
いいかというと
あきらめられない自分に苦しみ
延々考え続けることに疲れていた
それでも
止まらない衝動も
歳を重ね
体力の衰えとともに
体力がない…という限界とともに
必然的に諦めになり
必然的に考え詰める力をうばった、
そうしてやっと
とまらないループから解放されたりした。
(もちろんそれでだけで楽になった訳はないのだけれど、体力の衰えにずいぶんと救われたように思う)
歳をとるということは
ひとつの変化であるわけで
人は過ぎ去るもの
失うものに目を奪われがちだけれども
変化というのには
かならず
新しい世界がまっているもんだ。
あんがいそれがよかったりするかもよ。
今日も読んで下さってありがとうございます。
いい一日を。
最近白髪が増えました。
染めようか迷っていたけれど「つるとはな」という雑誌に出てくる、おばあちゃんたちの話を読んでいたら
染めないでいたいなぁと思いました。
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『<一日一篇の言葉>とは?』 これは本日の ホロスコープや数秘をインスピレーションにして、COCOに届いた詩やエッセイ、あるいはその日なんとなしに降りてきた言葉を、だいたい毎日朝6:00に更新、連載するものです。