クリスマスが終わると
とたんに今度は年越しとなる
12月の最後の一週間のなんと忙しいことか
しかし
振り返ると
この一週間の思い出は
この実際の忙しさと裏腹に
静けさと寂しさに満ちた思い出が多い、
もともと
一人が好きだったりもして
そして一人が好きなくせに寂しがり屋だったりもして
(なんとも獅子座的ですが、私は獅子座です。)
坂口安吾が
堕落論の中で
「孤独は人のふるさとだ、寂しさ虚しさ以外に満たしてくれるものがあろうか」
というようなことを書いていた記憶
(記憶で書いてるので正しい文書ではないかも、でも多分こんな感じだったはず…)
この
寂しさに満たされる
というのは
その通りだなと思うのだ
タロットでは
CUPの7
のカードでは願望をあれこれと思い浮かべ
そして
COINの7
でその願望が形になる
CUPの7の時は
空のCUPであれこれと思いが充満するんだけど
現実にはそこに何もない
そうしてそれが
COINの7で
形になると
形はあるけど充満していた思いを失う
という原理がある
よく
恋をして
それが叶うまでは
猛烈に夢中だったのだが
叶ってしまったら思いが冷めてしまったり
結婚後
いきなり倦怠期がくる新婚さんとかもよくいるだろう
谷川俊太郎の父と母の恋文について
書かれた本を以前読んだことがあって
熱烈な二人の結婚までの恋文に感動したんだけど
たしか
あとがきに
この3か月後父は浮気をした。
というようなことが書いてあって
現実とは
なんたるか・・・と思った記憶がある。
と、まぁ、
こんなふうに手に入ると
何かを失ってしまう。
というようなことはよくあることで
しかしじゃぁ、
そこにあった大事なものは
無かったからこそ
あったもの
手に入らないからこそ
てにしていたものだったりする。
なんともアベコベな世の中だなぁと思うけれど。
こんなことを考えていると
何が本当の幸いなのか
(本当の幸いというと宮沢賢二の銀河鉄道の夜を思い出します、私は)
でもとにかく
この師走の寂しさとやらは
来年を待ちわびる
或いは来年を生み出すための助走みたいなもんだったりして
なんて思ったりする。
だってさTVで
紅白歌合戦を見て
「ゆくとしくるとし」を見るまでの
新年を待ちわびるあの満ちた心境と
24時になり、新年を一秒すぎたあとの
やれやれ、とりあえず寝るかーとなる
あの心境の変化を思うと
そう感じずにはいえられない。
(もちろんこれは私の場合)
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今日も読んで頂いてありがとうございます。
いい一日を。
皆さんの年越しはどんなでしょうかね~。
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『<一日一篇の言葉>とは?』 これは本日の ホロスコープや数秘をインスピレーションにして、COCOに届いた詩やエッセイ、あるいはその日なんとなしに降りてきた言葉を、だいたい毎日朝6:00に更新、連載するものです。