男と女を
本当にほとほと違うものだなぁと
感じるんだけれども
その違いが
時にびっくりするほどで
愕然としたりする
あの人は
私を愛しているのかいないのか?
という問いが
同じ尺度をもっていれば
測れる問いだったとして
その尺度が
まるで通じないぐらい
生態系が違うということを
どうやって受け入れればいいんだろうね
もしも
その違いを認めてしまうなら
なんだか
男と女の間にある
様々な夢や期待やロマンスといったものが
ガタガタと足元から崩れていくようで
失望と幻滅に苛まれそうだ
ときにそれは
好きであったあの人やこの人への幻滅であるかもしれないが
そもそも
男性と女性という生き物の間に立ちはだかる
断崖絶壁だったりする
いや、
まて
そもそも人は
だれしも
どうしたって違うのだ
愛するという言葉を
実践するならば
その断崖を認めることが
第一歩かもしれず
人によっても
そんなことなら一人でいたほうがましだと思うかもしれない
愛するということを
なんと味気なく寂しく孤独な行為に思えてしまうかもしれない
それでもね
それでも
その多くの期待が砕け散った果てに
それでも
愛してみたらね
その事で
温まるこの感じに
絶望が
世界の祝福へと反転する
そんな感慨が
体験できることもある。
でもね
愛そう愛そうなんて思って受け入れられたり
愛せたりするようなもんでもなかったりして
そもそも
それでも愛せる誰かがいることに
それでも
大事に思える出会いがあることに
ただただ
そのことに
感謝できる時もあったりする。
そんなときは
やっぱり
見えない何かに
もしかしたら神様に感謝するしかなかったりするんだ。
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読んで頂いてありがとうございます。
いい一日を。