2017.03.21

春の危うさの中で世界と出会う

                               ⇒2017年12星座運勢はこちら

新しい始まりというのは
いつもドキドキするもの
期待と不安
新しい未来の新しい
新芽のような勢いとすがすがしさとみずみずしさ
一方で
生まれ出る前の世界が
すぐそこにある闇。

新しい未来への不安というと
未知への
どうなるかわからない未来への不安と考えるのが
普通かも。

でも
その怖さの裏に

その生まれると
死ぬの断層があるんじゃないかなとか
考えてしまう。

新しい始まり
つまり何かが終わったということ


私たちは
始まりと終わりのそのあっちとこっちを
ひょいとまたいだところなんだ。

そのまたいだまたの間に
生と死のハザマがあるんだ

今日は
進行の太陽が
牡羊座の1度をさしている日
春分点を通過したばかりの日

星占いでは
この太陽の通過点を12分割してサインという
そしてそのサインは人の魂の成長物語としての意味もあり

まさに
今日
この牡羊座の一度は
無からこの社会に生まれ落ちた段階。

まだ
はっきりと
自我がなく
いるようないないような
そんな時期

いのちの話だけでなく

新しい環境の中にあって
「私」というものを
はっきりと
存在させるまで

生死の狭間がここにあって
私たちは
なんとも言えない不安を感じる

でも
こんなときこそ

「我」「わたし」というものが
希薄な今だからこそ
感じることのできる純粋な世界がある

桜の美しさ
太陽の眩しさ
新芽の輝き

そうしたものが
眩しく届いてくるのは
単なる春という季節の彩ということでなく
あなたの
澄んだ在りよう
或いは
危うくしかし透明な
今だからこそ
届く美しい世界の輝きかもしれず

それはもしかして
死に際のおばあさんが目撃する

世界の美しさに通じるものがあるかもしれないと
ふと思った。

/////

なにはともあれ、美しい季節の到来
これから散歩が楽しみな季節

春の到来を感じたい。

——————

読んで頂いてありがとうございます。
いい一日を。