多くの方が神社にお参りにいくこの一月。
神社から思いついた事を書いてみます。
神社の奥の祭壇には鏡がおいてあります。
面白いですよね。
私たちはわざわざ神社に足を運び、
鏡の前にたって、自分の姿に向かって拝んでいるんです。
よく、「かがみ」から「が」を取り除くと「かみ」が残るといいます。
ダジャレみたいで冗談みたいな話ですが
私たちの中には「神様」がいるのだと思います。
心を研ぎ澄まして、
心の奥の真実こそに、私たちを導く「神」が存在するのだと思います。
ただ、その声は「が」によってかき消され聞こえない事もしばしば・・。
でも声は常にそこにあります。
私の中に神がいます。貴方の中にも神がいます。
私たちの多くは、神様は何処か空の上の遠い遠い向こう側におられると考えます。
そうして外から眺めた目線で、
自分の行いを裁き、あるいは他人を裁きます。
或いは、評価を求め、価値を求め、
承認を外に求めます。
でも、外に求めるのをやめて
自分の心の声に従い、
歩始めた時、そこに神がいた事に気が付くのだろうと思います。
・・・と書いている私も。
「が」の騒がしいしゃべり声に日々悩まされる一人です(笑)
「かみ」の声が聞こえなくて不安で憂鬱な日もあります。
でも、聞こえなくても必ずそこには
小さな小さな「かみ」の声がしているはず。
「しーっ」と息を吐いて「が」のしゃべり声を静めながら今年一年も歩もうかな。
或いは、今年も一年、多くの方の「が」の向こう側にいる「かみ」に触れる事を楽しみに。