2023年 年間 『水瓶座』運勢
水瓶座には過去2008年から約15年間、水瓶座の「溶解と解放」または「奉仕と犠牲」を表すエリアに死と再生を司る冥王星というインパクトの強い星がいました。この溶解のエリアは12ハウスと呼ばれるエリアで、12ハウスは「私」と「社会」との関わりを一旦解消して再調整するような働きがあります。そのため、人によっては、この期間、自分の所属する社会から一旦離れ、まるで蛹のように隔離された所で自分が融けていくような体験をしたかもしれません。そうして自分が活躍していた場や立場から徐々に、或いは突然に切り離され、或いは特殊な集団に参加したり、或いは様々な事情から特殊な環境で自分を忘れて奉仕に没頭するケース、或いは強烈に自分を無化したくなる人も。とにかく、ある意味、その隔離された環境の中で自分のコダワリや自我、エゴ、プライドなどなど様々な形が一度死んで生まれ変わる、自我が融けて消えて大きなものに融合してしまう。そんな体験をした期間だったかもしれません。
そして今年は、その冥王星が15年ぶりにエリア移動します。そして今度は『自我や自己』『パーソナリティー』を司るエリアに約21年間居る事になります。今年の水瓶座はこれまでまるで自分が、大きなものに融けて消えたところから、新たに「自分」として生まれ出る。そして新しい自分として再び歩み出すという体験をすることでしょう。そして今度は徹底的に自分の思う通りに生きたい!と強烈に思う事になるかもしれません。
そしてそのきっかけとなる、最初の出来事が今年の3月~6月中旬にかけて予告のように到来します。まだ本格的なエリア移動は2024年なので、今年はまだ予感、或いはインスピレーションをもたらす出来事があるだけのケースも。しかし水瓶座にとっては今後の自分自身の在り方を占う大事な時期なので、この期間に起こることには注意を払って下さい。
ただ、もしかして人によっては、今年の3月頃にこれまでの自分を無化して同化していたような環境から思い切り飛び出して、自分が再び息を吹き返すような、おぎゃーと生まれる「自己改革」のような感覚になる出来事があるかも。誰かと別れを経験したり、長らく勤めた会社を退社したり、長い闘病生活を終えたり、大きな区切りを体験するかもしれません。
どちらにせよ、何か新しい自分が生まれ出るようなそんな気持ちになることでしょう。
その場合も、一旦、6月には元のような状況に戻ったり
もう戻れないにしろ、「始まり」の興奮や湧き出るパワーが一旦落ち着きそうです。
仮に6月に元の環境に一旦戻ろうが、戻れなかろうが、
モラトリアム(空白期間)のような終わっているけど、まだ始まらない。
そんな気持ちになりそうです。思い切った行動や気持ちや破壊と解放ともなう興奮は、一旦は収まりつつも、気分的にはいきつ戻りつしつつ、2024年の11月にはもうハッキリと新しい自分がすがすがしく圧倒的に動き出す。そんな感じになるでしょう。
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とはいえ、水瓶座は昨年から、『知識や技術』『コミュニケーション』を表すところに木星が照らしています。木星は「拡大」を表し『幸運の星』とも言われますので、周囲の人とのやりとりを通じて新しい情報や刺激をおおいに受けていたのではないでしょうか。新しいものを浅く広く吸収することで自分の今後の可能性を模索していたはずです。そうして広げた可能性の種を抱え、
5月になると一旦、それらを家に持ち帰り熟成させるような感じになるかもしれません。
5月からは木星は「基盤」や「ホーム」の位置に移動。自分の基盤に意識を向けることで運気が巡ってくるようです。文字通りホームに戻ることを意味するかも。ホームは、地元に帰ることを意味する場合や、一番慣れ親しんだ生活に戻ることを意味する場合、単に家にいる時間を増やすことを意味する場合もありますが、どちらにせよ、自分の基盤を整えることに意識を向けるといい時期かも。
家に帰り、ここちよいインテリアやお気に入りの品を並べ美味しいご飯を食べる。
家では、あまり、自分に厳しくしたり、忙しくしたりするよりも、自分に寛大に過ごすことが◎。そうすることを通じて、水瓶座はパワーチャージをし、自分の根っこを思いだすことが今最も大事なことかも。
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一方、3月からの約2年間は試練の星土星が2ハウスに入室
自分のお金を生み出す力や才能、資源といったものに課題がやってきて、鍛える必要が出てきそう。
お金に関してシビアに向き合わなくてはないらないことがあったり、
自分の収入に関して、手探りで基盤を探すような時期になるかも。
シビアなことを言えば、水瓶座にとってお金や資源について
思い通りにしようと思ってもなかなか思い通りにはならない時期かも。
2ハウスにある土星は魚座にあります。魚座は境界線を越えるサインです、逆にそれに対し土星は境界を表し、物事を明確にし固定しようとします。形に収めて確かなものにしようとしても、なかなかそうならない
そんなことが、お金や才能や能力など自分の資源に関して起こりえそうです。
しかし水瓶座はいつも不思議な縁の恵まれ、
お金については特に
お金は天下の巡りものとでもいうように
お金についてあまり考えていないのにも関わらず
何処かからふわりと届いたりしてきたりする不思議な縁があります。
この時期は何かとお金に関していつもより心細く感じることがあるかもしれませんが
自分の中に「こうでなきゃ」という枠をつけず
流れを受け入れる柔軟さを持ってやっくることに向き合えば
不思議な縁で必要なお金は手に入るのではないでしょうか。
才能やお金に関して、この手探りの期間を乗り越える鍵は
柔軟にあらゆる助けや機会を受け入れ
流れと共にあることかも。
苦手な事と対峙しなければならなくなる事もあるかもしれませんが
二年後には才能や能力、手段が鍛えられ
お金や資源を生み出す力がグレードアップして手中にあるはず。
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<まとめ>
・大きなテーマの移り変わり期。『溶解と解放』『奉仕と犠牲』がテーマの時期から、『自我や自己』『アイデンティティ』がテーマの時期へ移行。
・何かを壊して再出発したり、
新しく生まれ出るような清々しい気持ちを味わう出来事があるかも。
・5月まではコミュニケーションが活性化新しい情報がインスピレーションに。
・5月以降は、家や自分のルーツに帰ることが大事な時期に。
心地よいものに囲まれパワーチャージするといいかも。
・3月からの2年間はお金の問題や才能の問題に課題がありそう。
手探りな中で自分の資源を生み出す力を鍛えることに。
柔軟に流れに身をかませることで、必要なものが手に入るはず。