2016.12.29

今年も、欲深く、味わい深く、ありました。 <一日一篇の言葉 vol.82>

                               ⇒2017年12星座運勢はこちら

周囲や環境への期待も何もなければ
或いは場合によっては自分への期待もなければ
悩みも何もなく過ごせるだろう人は
世の中に意外に多いのかもしれないと思う。

それぞれに
それぞれが
様々な期待を抱き
それを前に
悩んだり苦しんだりしながら右往左往している

じゃあ、そんな苦しみを呼ぶ
期待など持たずにいられたらどんなにいいかと思うんだけれど
そうもいかないのが人間の性

幸せというものは
来るものだと思っている発想を
今は少し反転して

幸せとは
「なる」ものだとしたとして
たった今幸せになるとしたなら

期待を手放し
悩みを手放すことができたなら
どんなに平和で幸せになれるだろうと思うのだ

しかし
そうもいかないのがやっぱり人間で
ふと幸せを感じるときがあったとしても
また紋々とした悩みがやってきたりなんかもする

毎年
様々な人が
今年の運勢とを聞きにくる

聞きに来る運勢とはなんだというと
私は
その人の中に宿るエネルギーなんじゃないかな
なんていう風に思うんだ

欲や期待というのも
エネルギーの一種で
苦しみも生むけれど
人生に様々な体験をもたらしてくれる
足のようなものでもある

人は人の欲にしばられ
溺れ苦しみながらも
そこに生かされているもんだから面白い。

さてわたくしも
今年は
たいへん欲深く
沢山の味わい深い体験をさせていただきました。

来年もまた。


今日も読んで頂いてありがとうございます。
いい一日を。

明日からお店はお休みに入ります。
コラムも明日からお休みです。年明けは4日から掲載スタートです。
今年はお世話になりました。よいお年を。

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『<一日一篇の言葉>とは?』 これは本日の ホロスコープや数秘をインスピレーションにして、COCOに届いた詩やエッセイ、あるいはその日なんとなしに降りてきた言葉を、だいたい毎日朝6:00に更新、連載するものです。

2016.12.28

別れとありがとう <一日一篇の言葉 vol.81>

                               ⇒2017年12星座運勢はこちら

別れてしまうことを嘆く
あんなに愛しあっていたのに
あんなに仲良しだったのに
別れてしまうなんてと嘆いたりする

しかし
人は忘れているだけで
どんな出会いも
いつかは別れる

それは
道が別々に分かれてしまう場合もあるし
死が分かつ場合もある

それは
どうしたって人は
それぞれに
別々の道を歩んでおり
どうしたって
その人の人生はその人のところでしかないのだということなのだろう

だからこそ
たまたま
こうして
分かち合えた時間を
ありがとうと思い
感謝して

もしも道がわかれたなら
ありがとうと
それぞれの道を歩めばいい

短くとも
長くとも
出会えた時間に

ありがとう。


今日も読んで頂いてありがとうございます。
いい一日を。

積極的なファンではないんだけど、同じ年代の「スマップ」
あと3日で解散するんだなぁ、と思うと寂しいなぁとか思ったりする。
ちなみに私はスマップの中では香取慎吾さんが好きです。

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2016.12.27

山羊座について思いを馳せる <一日一篇の言葉 vol.80>

                               ⇒2017年12星座運勢はこちら

ホロスコープを知ろうとするとき
まずはサイン(星座)をとにかく
しゃぶりつくすように
サインになじみ味わい知っていくといい、

という事はよく言われていますが

しゃぶっても
しゃぶっても
まだ旨味を味わいつくせないというか

まだまだ
わかりきっていないなぁといつも思うのですが

そんなこんなで
コラムを書きながら
獅子座の月は獅子座の事を
天秤座の月は天秤座の事を
考えたり
その時期運行している星座
(太陽星座を基準にしています)
を軸に
今でも
その星座とともにその一か月をすごしています。

今は太陽が山羊座を運行しているので
山羊座について考えることが多いんですが

山羊座というとやはりとても
秩序や社会性、社会的な成熟
といったことを感じるわけで

変わり者と言われることが多かった
私としては
なんとも縛られているようで息苦しい
抵抗を生じるサインでもある

山羊座の支配性が土星であることを思えば
もしかしたら
誰しもが
山羊座というのは
少し息苦しいような
老成や厳しさを感じるものなのかもしれないが

しかし、
私の知っている山羊座の人は

意外に遊び好きで派手に遊んでいたり
厳しい訓練とかそういうことはふっとばして
要領よく短時間で結果を出す人だったする人が多いから面白い。

そう、
山羊座というのは
リアリストが多い
小難しい修練とかより
いかに結果を出すかだし、

社会的に認められることや結果を出すことを
思えば、高尚な精神性とか曖昧な愛よりも
はっきりとしたステイタスや
ファッション
財産。

厳しいとするなら
結果重視というところだろうか

私はやっぱり
どちらかというと
モノとか結果とか証拠とか
より心とか精神とかのほうに行ってしまうし、
世の中で認められる価値というものにもあんまり興味がないほうで
(あんまりない・・というだけで全くないわけではないんですよ)

実際性という点では
非常に弱いわけで

その点
山羊座の人の説得力というのは
やっぱりたいしたもので
「ははぁ」と恐れいってしまうのです。

真面目と言われる
山羊座だけれど

実は
意外に「遊び人」と言われる人は山羊座に多い気もする
だけど
同時に
何か家族や会社のために
身を粉にして犠牲になるように働いていたりするのも
山羊座だったりする。

お客さんでも

良く働きよく遊び
家族もしっかり養いながら
夜の街にくりだして、
美味しいレストランで食事をして
ブランドものを身に着けたりする。
という人に山羊座をよくみかけたりする。

(全然地味な山羊座の人ももちろん沢山いますよ)

ブランドもお金も
実は社会が与えているルールとか価値によって
意味を与えられ力を与えられている

それらを楽しみ
そのためにハタラキ
そういう意味で
とても社会的であり
社会のために自分を犠牲にしている

といえる。

単純に
山羊座の人が自分の働いている会社のために
真面目に真面目に働き
その場で確実に認められる
というのももちろんあるが

山羊座の真面目さというのは
所謂
社会が与えてくれる価値に忠実であるということにつきるんじゃないだろうか。

もちろん社会といっても
様々である。

自分の所属する会社も一つの社会
自分の親族
学校
趣味のサークル
国。

共同体や集団の大小
様々にそれぞれに社会があって

それぞれの山羊座が
どんな社会を自分のいどころとして
生きているかで
そのありようは
まるで違ってくるだろう

ギラギラとブランドに身を固めた山羊座
質素にシンプルな山羊座
信仰心に篤い山羊座
優しくみんなに奉仕している山羊座
遊び人に見える山羊座
真面目に働き会社に貢献する山羊座

いろいろ

でも共通しているのは
その人が所属すると意識する「場」や「社会」において
実際的に力があるということである。

山羊座というのは
それぞれの山羊座が思う
場の価値に縛られてもいるけれど
だからこそ力も得られるのである。


今日も読んで頂いてありがとうございます。
いい一日を。

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2016.12.26

寂しさに満ちる <一日一篇の言葉 vol.79>

                               ⇒2017年12星座運勢はこちら

クリスマスが終わると
とたんに今度は年越しとなる
12月の最後の一週間のなんと忙しいことか

しかし
振り返ると
この一週間の思い出は
この実際の忙しさと裏腹に
静けさと寂しさに満ちた思い出が多い、

もともと
一人が好きだったりもして
そして一人が好きなくせに寂しがり屋だったりもして
(なんとも獅子座的ですが、私は獅子座です。)

坂口安吾が
堕落論の中で
「孤独は人のふるさとだ、寂しさ虚しさ以外に満たしてくれるものがあろうか」
というようなことを書いていた記憶
(記憶で書いてるので正しい文書ではないかも、でも多分こんな感じだったはず…)

この
寂しさに満たされる
というのは
その通りだなと思うのだ

タロットでは
CUPの7
のカードでは願望をあれこれと思い浮かべ
そして
COINの7
でその願望が形になる

CUPの7の時は
空のCUPであれこれと思いが充満するんだけど
現実にはそこに何もない

そうしてそれが
COINの7で
形になると
形はあるけど充満していた思いを失う

という原理がある

よく
恋をして
それが叶うまでは
猛烈に夢中だったのだが
叶ってしまったら思いが冷めてしまったり

結婚後
いきなり倦怠期がくる新婚さんとかもよくいるだろう

谷川俊太郎の父と母の恋文について
書かれた本を以前読んだことがあって
熱烈な二人の結婚までの恋文に感動したんだけど

たしか
あとがきに
この3か月後父は浮気をした。
というようなことが書いてあって

現実とは
なんたるか・・・と思った記憶がある。

と、まぁ、
こんなふうに手に入ると
何かを失ってしまう。
というようなことはよくあることで

しかしじゃぁ、
そこにあった大事なものは

無かったからこそ
あったもの
手に入らないからこそ
てにしていたものだったりする。

なんともアベコベな世の中だなぁと思うけれど。

こんなことを考えていると
何が本当の幸いなのか
(本当の幸いというと宮沢賢二の銀河鉄道の夜を思い出します、私は)

でもとにかく

この師走の寂しさとやらは

来年を待ちわびる
或いは来年を生み出すための助走みたいなもんだったりして
なんて思ったりする。

だってさTVで
紅白歌合戦を見て
「ゆくとしくるとし」を見るまでの
新年を待ちわびるあの満ちた心境と
24時になり、新年を一秒すぎたあとの
やれやれ、とりあえず寝るかーとなる
あの心境の変化を思うと
そう感じずにはいえられない。
(もちろんこれは私の場合)


今日も読んで頂いてありがとうございます。
いい一日を。

皆さんの年越しはどんなでしょうかね~。

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2016.12.25

いのちがけの力 <一日一篇の言葉 vol.78>

                               ⇒2017年12星座運勢はこちら

命がけで何かをする。
本気でたたけば開かれる

そんな言葉をよくきくけれども
例えば
自分の所属する集団において
何かしら取り組んでいる物事で
一致団結して何かを成さなければならないとして
リーダーの自分が
本当に命がけで

もちろんこの命がけというのは比喩なんだけど

例えば
このことで
自分の立場も時間も
プライドも
それぞれと向き合ったときに
人としての何処までもどこまでも向き合う覚悟とか

その取り組むものが何かにもよるけれども
そうした
所謂比喩としての命がけ

体験としては

人は
本当の命がけ
というものには弱いと思う
命がけのとき
なんというかそこには
不思議な魅力が宿り
人は突き動かされて
その命がけの誰かに協力してたりしてしまったりする。

昔から人は
「死」を恐れていて
そこに敬意をひょうしたり
時に禁忌領域として伏せたりもする。

何かの結束を創り出すために
犠牲となるもを用意するというのは
昔から儀式的に行われているけれど

人は
何かを成す時に
それにともなう恐れをどうするのか
という問題をはらんでいて

恐れというものは突き詰めると死につながっていて

死をもって死を制すような
ハタラキというのがあるんだろうと思うんだ

もちろんこれは
比喩なんだけれど

死ぬ気で行う人間というのは
恐れを引き受けてくれているようなもので
そういう姿勢であるとき
人は人を動かすことができる。

死ぬ気の人間の力のカラクリというのは
こういうことなんじゃないかな。


・ 

今日も読んでくださってありがとうございます。
いい一日を。

今日はクリスマスですね。
犠牲というと、キリストが思い浮かんでしまうんですが。
どうなんだろ。信仰深い人はどうなのかな。
キリストとクリスマスについてせっかくだから調べてみようかな。

とにかく。メリークリスマス。

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