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7月3日新月(日食)・7月17日満月(月食)について
今回の新月は皆既日食ですね。残念ながら日本では観測できないのですが、南アメリカなどでは観測できるそうです。17日に起こる月食は部分月食ですが天気よければ未明に日本でも観測できるそうです。地域は東部を除く中国・四国地方より西エリアということらしいですが、私の住まう北海道では観測できないので残念です。
新月は一か月のサイクルのはじまりであり、この一か月の種植えの時期でもあります。この一か月はどういうエネルギーを秘めていてどう発展していく可能性があるのか?またどのような方向にエネルギーを使うことが宇宙の流れにのれるのか?星読みしてみました。
しかも今回は日食ですので、これから半年にまたがる影響となる特別な新月!…ということで、少し力が入ったのか今回はいつもより文章がちょっと長くなってしまいました(汗)。
<今月のポイント>
・他者からの厳しい視線の中で自分に課せられた「責任」と向き合うことが今月のテーマ。その責任の中には家族や社会への責任だけでなく「自分を大事にする責任」も含まれており、その狭間でいかにバランスをとるのか?ということを学ぶことになる時期。
・「私はなんなのか?」「私の役割は?」「私は何のためにここにいるのか?」というアイデンティティへの問いが、痛みを伴う形で突き付けられるが、痛みがあるからこそ、明確な攻略目標を意識して本当の自信の獲得へ努力できるとき。
・状況は無意識に導かれて「成るようになっていく」 ときです。後半はそれぞれが何かしらの「自分らしさ」と直面することになりますが、それをポジティブなものにするか?ネガティブなものにするかは、それぞれの自分への自信や信頼により大きく異なることになりそうです。
・月の前半はお金や資源に関して何かしら「ハッ」とする変動が起こりやすいとき。
・後半はマスコミやネットなどで、誰かがうっかりこぼした発言がきっかけで思わぬウェーブが巻き起こる可能性あり。
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では
今回もホロスコープの要素を一つ一つかいつまみながら、7月3日のホロスコープを詳しく読んでいきます。(東京図を参照。サビアンは数え度数を使用)
「詳しい解説には興味がない」という方は、上記の<今月のポイント>だけお読みいただいても大丈夫です。お読みいただいてありがとうございます。
・Asc 蟹座(支配星月)
・1ハウス蟹座 月×太陽(日食・ドラゴンヘット)
×11ハウス牡牛座 天王星 セクスタイル
×10ハウス牡羊座 キロン スクエア
~サビアン~
太陽・月「しかめっ面をするピエロ」蟹座11°
ドラゴンヘット「ヒヨコのために土をほじくる雌鳥」蟹座18°
キロン「二つの領域でうまく自己表現している男」牡羊座7°
天王星「渓谷にかけられる建設中の橋」牡牛座6°
・7ハウス山羊座土星×冥王星
(土星×ドラゴンテイル)コンジャンクション
~サビアン~
土星・ドラゴンテイル「イギリスの国旗」山羊座18°
冥王星「戦争での勇敢さをたたえる二つの賞」山羊座23°
今回の新月は皆既日食です!しかも月のオウンサインの蟹座で起こります。日食は太陽の通り道の黄道と月の通り道の白道が交差するポイントで起こる特別な新月です。さらに基本的個性を表す第一ハウスで発生することを思うと、この日本に住む私たちにはさらに影響力の強い、今後半年(場合によっては数年に及ぶケースも)少し長めのテーマをはらんでいる新月です。
1ハウスと7ハウスのラインを貫く蟹座×山羊座のノード軸からこの半年間は他者からの社会的な厳しい視線の中で自分の能力発揮を求められる中で、自分に課せられた「責任」と向き合う事がテーマとなることが読み取れます。大切なことは、家族や社会へ責任だけでなく、「自分を大事にする責任」もこの責任に含まれるということです。そのはざまにあっていかにしてバランスをとるのか?ということを、多くの人がこの時期、奮闘したり悩んだりしつつ学ぶこととなるでしょう。
ドラゴンヘットの位置はまさに、社会参加するにあたり、自分の本性に適したありかたを諦めずに探すすがたを表しますし、新月の位置も常識や一般論に控えめながらも安易に従わないという姿勢を表しています。さらにの日食には天王星とキロンのアスペクトもあります。これから発展する可能性のある自分の中の能力やポテンシャルのようなものが、「自分の本性に適した形ででの社会参加」へのあきらめない意識を援護してる雰囲気があります。人によってはそうした可能性を感じさせてくれる出会いや活動、作業と出会えるかもしれません。それでも10ハウスにあるキロンは「私はなんなのか?」「私の役割はなにか?」「私はなぜここにいるのか?」という自分のポジションやアイデンティティへの問いを痛みを伴う形で突き付けてくるかもしれません。そこには敗北感や答えが出ない不安など様々な戦いがあるかもしれませんが、その痛みや不安があるからこそ、明確な攻略目標を意識することができるし、アイデンティティーや本当の自信の獲得へ向けて自ら追求し戦うエネル源ともなるのです。
模索している姿はMC海王星に表されているようです。まだまだ何者なのかわからない流動的な立場が見て取れます。ただ、この固まらない感じが逆にこの、アイデンティティーの獲得への戦いを柔軟にサポートしているようにも見受けられます。しかし、少し役割や仕事がふわふわと肥大して広がりすぎてしまう暗示も。方向性をつかめぬまま、雲をつかむようにふわふわしたまま、なんだったんだろう?と見失うケースや。或いは肥大してあれこれと自分のものでない仕事や責任を抱え込んで「私は何屋???」となってしまうことには注意しましょう。克服目標は明確なはずです。ドラゴンヘットが投げかける「自分を大事にする責任」を意識することが、周囲の雰囲気やニーズにのまれず自分のアイデンティティーの獲得という目標からぶれずに進む大事なカギとなりそうです。
余談ですが
2ハウスのテンションの高さが気になりますね。
・2ハウス獅子座 火星×水星 コンジャンクション
×11ハウス 天王星牡牛座 スクエア
×10ハウス キロン牡羊座 トライン
~サビアン~
火星「脳溢血の症状」獅子座1°
水星「正装した男と角を刈られたシカ」獅子座4°
自分の能力や経済面で自分を見せつけてやる!という闘志が刺激的に燃え上がりそうな気配、またその「カーッ」としたエネルギーがどうやらのアイデンティティーの獲得というテーマの背景でちらちらしている様子がみてとれます。
つい今繰り広げられているアメリカと中国の覇権争いをイメージしてしまいますが二つの国の間で揺れる日本。立場が流動的なさまと、対面と自国を大事にすることの狭間…
なんだか国の問題に置き換えるとしっくりきてしまいますが。私は株やお金には全く詳しくないのでなんともいえませんが、2ハウス獅子座火星に天王星90度…とは、金融関係には未来に関係する突発的な変動が予想される暗示なので、何かしら「はっ」とする変化があるかもしれませんので注意が必要かもしれません。
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この新月のエネルギーは
次の満月で満ちて成果として受け取ります。或いは半年後の蟹座の満月で一つの成果や結果として受け取り手放す事になるでしょう。
ちなみに次の満月は7月17日山羊座の月食です。
半年後の蟹座の満月は2020年1月11日です。
とりあえず、次の満月「7月17日」の満月図(月食図)をみてみましょう。
・ASC 獅子座
⇒支配星太陽 12ハウス蟹座
アセンダントが獅子座にあり、東京図において、この満月図全体の雰囲気が「主体的自分」というものというところにあるのがわかります。しかし、面白いなぁと思うのは、その「自分」というものが12ハウスにあるということ。12ハウスは「溶解の部屋」とも言われ、自我というものが分解して全体に統合して融けていくようなそんなエネルギーを持った部屋であり、自分の居場所やルーツのようなところから私を吸収して確立する。まさにアイデンティティの具現化といえますが、東京図において、現象化する私は意識的に自分でつくりあげた自分ではなく集合的無意識のようなところから受け取った私が私であるというような、不思議な様相を呈します。
・6ハウス月冥王星(土星)
×12ハウス太陽 オポジション(月食)
山羊座×蟹座のノード
~サビアン~
月「東洋の敷物を扱う商人」山羊座25°
太陽「右肩越しに突然投げかけられた黒い影または外套」蟹座25°
冥王星「敗北を優美に認める将軍」山羊座22°
自分の心の深いルーツや集合意識から影響を受け取った太陽が月を照らし、環境に新しい活力を与えていくという配置。今月は、まるで大きな力にに飲み込まれるように徹底的に義務や仕事などに従事していくことになる人も多いと思いますが、その作業の中で今までにない「本質的」な私が無意識から立ち現れ、それが周囲にとっては新しく新鮮な影響を環境に与えることになる。そんな現象になりそうです。
・太陽×月の調停の位置に8ハウス海王星魚座
海王星「弟子を指導する師匠」魚座19°
調停の位置にある海王星から、この満月の働きを直感的な海王星の働きがサポートしているのが見て取れます。体験学習のように体験しながら理解していく感じ。想定した動きというよりは、「成るようになってく」なっていきながら明らかになるものに、任せていくこと、成るようになる自然の流れに耳を澄まして感じることに任せているような姿勢が自分を助けてくれることになる。そんな感じがします。
日本人というのは「集合意識」からの影響の強い人々なのかなぁと私は思っています。この災害の多い小さな島国で、この人間作為の通用しない大きな自然の働きの前で、なんとか協力して生きていくために無意識で培われた民族的なムードのようなものなのかなぁと思っていますが、いま、まさに大きな集合意識の渦の中から立ち現れるものそんな大きな漠然としたものと「自分」というものの接点がこの満月に現れるのだろうと思います。
だから、腹が立ったり、身近ななにかに奮闘しつつ、これが私の意思だ!と思いながら、その私の意思は無意識レベルで自分を超えた大きな流れの持っている集合的な意思のようなからも影響を受けている。そんな時期ですね。
12ハウス火星 水星×カルミネート天王星 スクエア
~サビアン~
火星「早朝の霧」獅子座10°
水星「おたふく風邪の伝染」獅子座2°
天王星「サマリアの女」牡牛座7°
そして印象的なのはラジカルな火星水星天王星。
MCの天王星は周りとの違いを際立たせることになります。人によってはこの違いを格差にように感じてしまう人もいることでしょう。ただ星が語るのは、格差に思える事柄の中に「私」らしい「私の種」が実は隠れており、立場の優劣を感じたとしても、自分のルーツにある特性と深く結びつき確固として自信を持つことで「出過ぎた杭は打たれない。」ように自分らしさを環境の中で発揮し認められることにもつながる可能性があるということ。天王星は環境の中で違いを明確化する、或いは「浮く」作用がありますが、それをネガティブな孤立や孤独とみなすか、個性や私らしさの発揮とみなすかは、それぞれの自分への自信や信頼により大きく異なることになるだろうと思います。
一方、この天王星は無意識に沈む火星や水星を刺激して、突発的な発言や、攻撃的言動となり、周囲を巻き込む改革的なウエーブを作り出す可能性があります。マスコミやネットなど広い情報の世界で、誰かが無意識でうっかりこぼした言葉が引きガネになるかもしれませんね。
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<今回の新月(日食)満月(月食)のポイントまとめ>
・他者からの厳しい視線の中で自分に課せられた「責任」と向き合うことが今月のテーマ。その責任の中には家族や社会への責任だけでなく「自分を大事にする責任」も含まれており、その狭間でいかにバランスをとるのか?ということを学ぶことになる時期。
・「私はなんなのか?」「私の役割は?」「私は何のためにここにいるのか?」というアイデンティティへの問いが、痛みを伴う形で突き付けられるが、痛みがあるからこそ、明確な攻略目標を意識して本当の自信の獲得へ努力できるとき。
・状況は無意識に導かれて「成るようになっていく」ときです。後半はそれぞれが何かしらの「自分らしさ」と直面することになりますが、それをポジティブなものにするか?ネガティブなものにするかは、それぞれの自分への自信や信頼により大きく異なることになりそうです。
・月の前半はお金や資源に関して何かしら「ハッ」とする変動が起こりやすいとき。
・後半はマスコミやネットなどで、誰かがうっかりこぼした発言がきっかけで思わぬウェーブが巻き起こる可能性あり。
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